マラウイ ブア川で釣り

リロングウェから120kmほど離れた町カスングに行く用事がありまして、
地図を見たら、川がある。その名もブア川

このAの場所で釣ろうということになりました。
釣りがメインでカスングに行ったのではないので、30分ほどしか時間はなかったです。
とりあえず、竿振ってみるかぁ〜〜〜

本来ならば、川の地形的にB地点のほうがええとは思うんですけどね。

マラウイは県境ごとに警察チェックがありまして、外国人。特に中国人が嫌がらせをよく受けます。
僕ら日本人の見た目はマラウイからしたら中国人と一緒です。

で、このA地点。警察検問のすぐそばなんですよね。
とりあえず、帰りに警察チェックを通過した後に釣ろうということで。無事何事もなく通過。
基本中国人は無愛想なので、警察にスーパージャパニーズスマイルしまくったら、結構OKな感じが個人的にします。

車から降りて、竿を取出し、歩き始めた瞬間・・・・・。
暇なマラウイ人たち5-6人に囲まれる。

そのまま川べりまでついてきた。
邪魔で・・・・ロッドが振りにくい!!!!!

とりあえず、現場写真



流れは結構速い。
普段、現地人はここで洗濯しているようでした。

で、とりあえず狙いはナマズ系ということにして、クレイジークローラーで岸際を攻めまくる。
何の反応もあらへん。目の前にシクリッドたちが跳ねまくってる。
エリア10の池よりもはるかに魚影が濃い。

それで、小型スプーンに変えて投げるも反応なし・・・・・。

友人は小型スピナーベイトを一心不乱に投げていたが、魚が追ってくるが、小さすぎるようです。
小さめのナマズ系も目視できたらしい。

私はその後管極VIBに変えて投げまくるも・・・・・

またまた地球を釣ってしまい、彼は殉職!!!!!!!!!!!!

友人曰く。
マラウイの行く先々でルアーを献上しまくってるなぁ〜〜〜〜


残念です!!!!!!!!!!!!!!


しかし、ブア川はめっさ魚影が濃かったので、根詰めて通ったら面白そうです。
まだ見ぬシクリッドも釣れそうですしね。

帰るか〜〜〜
と、道に戻ったら、おっさんがなんか売ってる。
なんやろ?と見たら、ナマズを焼いたものやん〜〜〜〜〜

思わず聞いた。

これ、おっちゃんがこの川で釣ったのか?

おう!!!釣ったよ。

まじか!!!どうやって釣ったんだ?

ネットだ!!!!!!!!







・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
















それは漁だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!











釣りじゃない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
















とりあえず、ブア川ではカンパンゴではないナマズがいてることが判明。

魚影があまりにも濃かったので、次回はまだ釣ってないシクリッドを求めてミミズ持っていくかな。

のべ竿がたためなくなった。

中国で買ったティラピア用のべ竿がたためなくなって数日。
家から池まで徒歩1分かからないので気にせずに伸ばした竿そのまんまで道を歩いてた。

今度、カムズダムに行こうということになった。
あ・・・・・車に乗らんわ。

で、急きょ出くわしたクエスト。

仕舞えなくなったのべ竿をたため!!!!

むろんネット検索。

お湯をぶっかけてみた・・・・・・・・ダメだった。

自転車のチューブをたためなくなった接合部の上下に巻き、ねじれと・・・自転車のチューブがない。

しかも、マラウイにこの一本しかのべ竿持って来てないし、
この中国竿「技師」はいろいろ釣ってきて愛着がある。
個人的にすごく気に入っている竿です。
仕舞寸がちょい長いので、次回海外に出かけるときはもっと仕舞寸の短いのをと思ってます。

で、破壊すんのは嫌だ。

昔、調理師だったときに、開かない瓶やくっついた二つの茶碗などを引っ剥がすときの要領でやってみることにした。

竿の片方を壁にあて、片手で押しながら回す。
もう片方の手は何かぶっ叩くものを持つ。私はペンチの背中で竿の結合部を軽くたたき振動を与えた。
そうやっていると、なんと竿がするすると仕舞っていくではありませんか〜〜〜

やった。成功!!!!

これで、カムズダムでまだ見ぬシクリッド釣り上げるぜい!!!
ナマズ系も釣れたら嬉しいのだが・・・・。

マラウイのお魚考察

マラウイで釣りをして初めて、日本語名のない魚を釣り、それを調べる。
この行為が私にとっては非常に楽しかった。

今では暇さえあればマラウイの魚について調べてしまっている。
釣果のほうはさっぱりなのだが、とにかく魚の世界は興味深い。
調べれば調べるほどはまってしまう。

とりあえず、マラウイ人の中でもメジャーな魚をチェワ語とともに挙げていこう。

Mlamba
学名:Clarias gariepinus
日本語名:アフリカンクララ
英語名:North African catfish
この前のブア川で売ってたナマズがこれである。マラウイの魚市場でナマズを見かけたら、たいがいがこれである。

Kampango
学名:Bagrus meridionalis
日本語名:カンパンゴ
英語名:Kampoyo
市場でよく見かけるナマズ系のさかな

Mcheni
学名:Rhamphochromisの種全般
日本語名:バターフィッシュ
英語名:Tigerfish
バターフィッシュで検索すると全く別物が出てくる。マラウイ バターフィッシュで検索しましょう。
こいつ、マラウイ湖でも最大級のシクリッドのようです。50cmくらい。マンゴチとかで釣れると現地の釣り人が言ってました。

Chambo
学名:Oreochromisの種全般
日本語名:ティラピア系全般
英語名:tilapia
マラウイで最も知られている魚だと思われるが、ティラピア系ほぼすべてをチャンボというので、なんというかロマンはない。

他にもシクリッド系を指す言葉としては、チェワ語でMbuna、Utakaなどがある。

Usipa
学名:Engraulicypris Engraulicyprisardella
日本語名:不明
英語名:Lake sardine
シクリッドではない魚ですが、めっさ小さく大量にいるようです。まだ釣れてません。

Matemba
学名:Barbus paludinosus
日本語名:不明
英語名:Straightfin barb
めっさ小さい魚のようです。


基本的に、マラウイのお魚リストはこちらで事足りるようです。
http://www.fishbase.org/trophiceco/FishEcoList.php?ve_code=12

便利なものですが、写真が少ないから種の特定が難しいですわ。
このサイト、length(長さ)で並べ替える機能がついていまして、マラウイのでかい魚順に並べ替えれる。
なんて便利なんだろう〜〜〜と思ったら、ちょっとバグってる。

でかい魚としては、
・カンパンゴ 150cmにもなるらしい。
・Heterobranchus longifilis これも150cmくらいになるらしい。Sampa
・アフリカンクララ 170cmが捕獲されているよう
・African mottled eel うなぎ?175cm

調べていると、かっこいい魚を見つけた。
Cornish jack 150cmくらいになるらしい魚。写真はないけど、検索してみたら、けっこうかっこいい。
こんなん釣れたら即糸切れるか、竿折れて終了だろうなぁ。

あと一か月でマラウイを離れますが、釣りメインで来ているわけではないので・・・・・。
しかし、釣りはロマンがありますねぇ。おもろいわ。

中国に帰ってからも、もっと腕を磨きたいですわ。